カルピスでもいいの?ヘルペス予防に役立つ乳酸菌の効果とは

乳酸菌入りヨーグルト
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ヘルペス

ご存知の方も多いでしょうが

ここ数年、インフルエンザ予防に高い効果があるということで

何かと乳酸菌が話題に上ります。

原因となるインフルエンザウイルスは構造的にヘルペスウイルスに似ていますし

インフルエンザ予防に使われているハンドソープや消毒液には

ヘルペスウイルスにも効果のある製品も多く

話題の乳酸菌がインフルエンザ予防に効果を発揮するなら

ヘルペス予防にも効果があるのでは?と嫌でも期待したくなります。

結論から言うと、乳酸菌はヘルペス感染予防や再発予防にも効果があり

免疫力を活性化することで、インフルエンザウイルスのみならず

ヘルペスウイルス・ノロウイルス・タロウイルスなどの予防にも効果が見込めます。

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どうして乳酸菌が効くのか?

顕微鏡

 

一昔前なら乳酸菌の健康効果と言えば整腸作用が主だったものでしたが

前述の通り、免疫力を活性化する免疫賦活(めんえきふかつ)作用が注目を集めています。

発端は2012年にTVで放映された明治のR-1乳酸菌で

小中学生が半年間ヨーグルトを食べ続けた結果

インフルエンザの罹患率が100分の1に低下したという衝撃的な内容でした

こういった効果の高さから、乳酸菌が直接インフルエンザウイルスを

撃退してくれる様なイメージを持ってしまいますが

乳酸菌が腸内の免疫細胞に働き掛けることで間接的に効果を発揮します。

人間の体をくまなく巡回している免疫細胞は

実にその6割から7割が腸に集中しているそうで

腸内環境の変化は免疫力に多大な影響を及ぼし

腸内の免疫細胞が活性化されると全身の免疫強化に繋がります。

特に小腸の絨毛(じゅうもう)に備わったパイエル板と呼ばれる

細菌やウイルスを感知するセンサーは乳酸菌などの善玉菌で

活性化する事がわかっていて、これによって異物への抵抗力が高まります。

結局のことろ、昔から知られていた乳酸菌の整腸作用が

密接に免疫力の強化に結び付いているということになり

仮に腸内で悪玉菌が優勢だと、腸内環境の悪化と共に

免疫力も低下してしまうことになるのです。

殺菌済みでもOK、効果のある乳酸菌の種類について

カルピス

 

免疫力が活性化する免疫賦活作用によって

インフルエンザだけでなくヘルペスウイルスにも

効果が見込めることがわかりましたが

それこそ覚え切れないくらい種類のある乳酸菌のなかで

一体どれを選べばよいのでしょうか?

ハイ、答えは簡単で

乳酸菌なら大抵OKです

しかも乳酸菌の生き死にもあまり関係なく

別に『生きて腸まで届く』必要もありません。

乳酸菌の免疫賦活作用は菌が生きて腸まで届くか否かに

あまり影響を受けず、場合によっては生菌よりも死菌の方が

効果が高いという研究データもあるくらいです。

ですが、もちろん乳酸菌の種類によって効果には違いがあり

インフルエンザ予防効果で一躍有名になった明治のR-1乳酸菌

ヤクルトのシロタ株、カルピスのL-92乳酸菌あたりが鉄板でしょうか

気軽に摂れる錠剤なら大正製薬の新ビオフェルミンSが有名処ですね。

因みに無印のカルピスにはL-92乳酸菌ではなく

乳酸菌と酵母からならるカルピス菌が使われていて

製品化される際に加熱処理され乳酸菌は死菌になりますが

前述の通り、免疫賦活作用は失われません。

別格の『プラズマ乳酸菌』

プラズマ乳酸菌入り製品

参照元:キリン/小岩井乳業

 

前項でどの乳酸菌でも大なり小なり免疫賦活作用が見込めると

書きましたが、良い意味で例外の乳酸菌が一つ存在します。

お店やCMで見掛けたことがあると思いますが

飲料メーカーのキリンと小岩井乳業が共同研究で発見した

ラクトコッカス属ラクティス菌JCM5805株こと

通称『プラズマ乳酸菌』がそれです。

実はこのプラズマ乳酸菌は免疫賦活作用において特別な性質があり

大半の乳酸菌が免疫細胞の初動部隊と言われる

NK(ナチュラル・キラー)細胞しか活性化できないのに対して

プラズマ乳酸菌は免疫細胞の司令塔と言われるプラズマサイトイド樹状細胞を

活性化することでNK細胞・キラーT細胞・B細胞など免疫細胞全体を

活性化させる効果を持っています。

こんなに凄い乳酸菌ならさぞかし色々な製品に使われているのでは?

と思うのですが、今のところプラズマ乳酸菌入りの製品は

ドリンク系はキリンから、ヨーグルト系は小岩井乳業から

サプリメント系はキリンと提携している

協和発酵バイオからしか販売されていない様です。

ヘルペス予防に向いた乳酸菌サプリメントは?

サントリーウエルネス『ラクテクト』

 

口唇ヘルペスであれ、性器ヘルペスであれ原因となるのは

神経節に潜伏感染している単純ヘルペスウイルスです

このウイルスが疲労やストレスによる免疫力の低下で活性化し

増殖することで患部に水疱などの症状が現われます。

乳酸菌による免疫賦活作用は免疫力の低下を補うと共に

これらのウイルスを攻撃する手助けになりますが

日本人の7割近くがすでにヘルペスウイルスに感染している

現状ではインフルエンザの場合とは違い

感染予防よりも再発予防の意味合いが強くなります。

乳酸菌入りのサプリメントはそれこそ星の数ほど販売されていますが

個人的に面白いと思ったサプリメントが

サントリーウエルネスが販売している『ラクテクト』です。

一見よくある乳酸菌サプリメントなのですが

驚いた事にヘルペス予防に効果のあるフコイダンが配合され

おまけにビタミンB1、B2、B6まで含まれています。

ヘルペスに『メカブ』が効く!?主成分フコイダンで免疫力強化

メカブに含まれるフコイダンには、抗ガン作用だけでなく抗ウイルス作用やNK細胞を活性化し免疫力を高める作用があり、ヘルペスウイルスにも効果を発揮します。また抗菌作用や皮膚創傷修復作用もあるのでヘルペスによって傷ついた部位の修復にも役立ってくれます。

乳酸菌とフコイダンによる二重の免疫力強化と

疲労回復に役立つビタミンB群、さらにその中のビタミンB6は

ヘルペス予防に高い効果のあるリジンサプリメントを

体内で代謝する為に不可欠な要素です。

このラクテクトを開発したチームはヘルペス予防が目的だったんじゃ…と勘違いするほど

ヘルペス予防に特化したサプリメントになっていて

驚きを通り越して、思わず笑いが出ました。

私はヘルペス予防にリジンサプリメントとビタミン剤と併用し

乳酸菌は専らドリンクから摂取していますが

このラクテクトを上手く取り入れれば、ビタミン剤と乳酸菌ドリンクが不要になるので

結構な節約になる気がします。

まとめ

インフルエンザ予防に乳酸菌が効くという話を耳にしてから

ひょっとしてヘルペス予防にも効果があるのでは?と勝手に予想していましたが

インフルエンザもヘルペスもウイルスが原因となる病気ですから

免疫力の活性化、いわゆる免疫賦活が大変効果的に働きます

アクチビア軟膏やアラセナSなどのヘルペス市販薬が効きづらい方や

リジンサプリメントを正しく摂取しても効果が薄い方は

フコイダンや乳酸菌のサプリメントで

免疫力自体の底上げをしてみてはいかがでしょう。

腸内環境の良し悪しも、免疫力に影響するので

日頃お腹の調子が今一つな方は注意したほうが良さそうです。

ヘルペス持ちの救世主『リジン』を含む食品・サプリの効果
必須アミノ酸の『リジン』には口唇・性器ヘルペスなどの単純疱瘡を予防する効果があります ヘルペスの再発予防に有効なリジンを多く含む食品やサプリメントの紹介のほか、リジンを正しく摂る方法についても解説しています。
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