知ってる？ヘルペスの基本

単純ヘルペスは口唇や性器以外の場所にも症状が出ます。手や腕で発症した場合、自己診断では手湿疹などの汗疱やマラセチア毛包炎との区別が難しく、間違った治療法や効果の無い市販薬を使い続けることで症状を悪化させかねません。

口唇・性器ヘルペスなどの単純ヘルペスで最も注意が必要なのが失明の危険がある『角膜ヘルペス』です。再発を繰り返す特徴があり、三叉神経節に潜伏感染したウイルスが疲労・発熱・ストレス・紫外線などによる免疫力低下で活性化し発症します。国内では市販薬は存在せず、治療や予防には処方薬のアシクロビル(ゾビラックス)眼軟膏やバラシクロビル(バルトレックス)などの抗ウイルス薬が使われています。

あまり知られていませんが、唇周辺や性器周辺に症状の出る単純ヘルペスは条件さえ揃えば全身どこにでも感染し症状が出ます。症状が広範囲に及ぶ場合もある為、外用薬(塗り薬)のヘルペス市販薬よりも、処方薬であるヘルペス内服薬の方が患部を選ばず効果的です。

口唇ヘルペスと性器ヘルペス、それぞれの再発頻度は年間どれくらいなのか？また、再発頻度の高いGH(性器ヘルペス)の『再発抑制療法』や治療や予防に効果のあるバルトレックス・バラシクロビル・ゾビラックス・ファムビルなどの内服薬も紹介しています。

口唇・性器ヘルペスにはオロナインやメンソレータム等の外傷薬が効きません ヘルペスウイルスを殺菌・消毒できるイソジン・ポビドンヨード・消毒用エタノールや 治療の基本知識となるウイルスと細菌の違いについて説明しています。

口唇・性器ヘルペスは性行為を含む接触や飛沫は勿論、タオルやグラスなど生活用品の共有でもうつる事が知られています。細胞を離れたヘルペスウイルスの寿命は数時間ですが、風呂やトイレでも感染することはあり得るのでしょうか？

単純ヘルペス1型・2型を含む8種類あるヘルペスウイルスの紹介と 感染しやすい口唇ヘルペス、性器ヘルペス、角膜ヘルペスの予防について説明しています。

間違えやすい『口唇ヘルペス』『口角炎』『口唇炎』の違いと見分け方をアドバイス 市販薬による治療と予防で症状の悪化・長期化を回避しよう。