常飲でヘルペス再発?アルギニン入り栄養・エナジードリンク

エナジー・栄養ドリンクはヘルペスの原因
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ヘルペス

口唇ヘルペスや性器ヘルペスを再発・悪化させる要因の一つとして

アルギニンの過剰摂取が挙げられます。

アミノ酸の一種であるアルギニンは疲労回復に高い効果があり

サプリメントや栄養・エナジードリンクにも広く活用されていますが

過剰摂取すると消化器官の粘膜を荒らし下痢・胃腸の痛みなどの原因にもなります。

アルギニンは上記の副作用の他にヘルペスウイルスとの因果関係が知られており

口唇・性器ヘルペスの再発予防には

アルギニンを必要以上に摂らない事が推奨されています。

以前に私が口唇ヘルペスを発症した際は

紫外線や疲労など様々な要因が重なっていたとはいえ

アルギニンが多く含まれた食品とともに

アルギニン入りの栄養ドリンクやエナジードリンクを短時間に複数本飲んでいました。

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これらのドリンクが直接の原因になる事は考えづらいですが

愛飲者の多い栄養ドリンクやエナジードリンクはヘルペスの悪化や再発に

どの程度の影響があるのでしょうか?

今回は代表的な栄養・エナジードリンクのアルギニン含有量や

ヘルペス持ちでも飲めるドリンクについてまとめてみます。

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栄養ドリンクとエナジードリンクの違い

国産エナジードリンクのオロナミンC

本題に入る前に栄養ドリンクとエナジードリンクの違いについて簡単に触れておきます。

私自身、違いはビン入りか缶入りか程度に思っていたのですが

「医薬部外品」として販売されている製品が栄養ドリンク

「清涼飲料水」として販売されている製品はエナジードリンクと呼ぶそうです。

つまりはビン入りの昔からある栄養ドリンクは薬の延長上の製品で

缶入りで最近流行のエナジードリンクは

あくまでも飲み物という扱いになるでしょうか。

また、栄養ドリンクとエナジードリンクは含有成分に共通点が多く

タウリンやアルギニンを除いた栄養素は非常に似通った構成になっています

ですが、薬に近い栄養ドリンクでは最低でもエナジードリンクの

2倍以上の栄養素が含まれ、味よりも効果が重視されています。

余談ですが、ビン入りで昔からあるオロナミンCは

見た目は栄養ドリンクですが「清涼飲料水」に分類されるエナジードリンクで

人気のレッドブルを2倍近く引き離し、国内ナンバーワンの販売数を誇ります。

また、某メジャーリーガーが愛飲しているユンケルは

他の栄養ドリンクとは違い「医薬部外品」ではなく「第2類医薬品」に属しています。

代表的な栄養ドリンクのアルギニン含有量

医薬部外品に属する栄養ドリンク

「医薬部外品」属する栄養ドリンクの代表的な製品は

売上や知名度から判断すると

リポビタンD・チオビタドリンク・エスカップ

アリナミンV・ユンケル黄帝液・リゲイン

これら6種類程度になるでしょうか。

前述の通りユンケルだけは「第2類医薬品」に属していますが

意外な事にこれらの栄養ドリンクにはアルギニンが含まれていません

あくまでも上記の栄養ドリンクの無印版に限りますが

これらの栄養ドリンクの成分はユンケル以外ほぼ共通していて

一本あたりタウリン1000mg、無水カフェイン50mg配合が

基本的な仕様になっている印象です。

代表的なエナジードリンクのアルギニン含有量

清涼飲料水に属するエナジードリンク

続いては「清涼飲料水」に属するエナジードリンクです

レッドブル・モンスターエナジー・バーン・ロックスター

あたりが有名処ですが、栄養ドリンクとは逆に

殆どのエナジードリンクにはアルギニンが含まれています

アルギニンとカフェインという組み合わせが

エナジードリンクの標準仕様のような状態になっていて

カフェインとアルギニンを組み合わせることで

カフェインの覚醒効果が増強されるそうです。

エナジードリンクのアルギニン含有量は100mlあたり120㎎前後

レッドブルのショート缶(185ml)には200mg以上のアルギニンが含まれ

容量の多いモンスターエナジーには

1本あたり450㎎のアルギニンが含まれている事になります。

大容量のエナジードリンクほどアルギニン量が多くなりますが

100mlあたりのアルギニン含有量はバーンエナジーブーストがダントツで多いです。

バーンエナジーブースト50mlPET参照元:日本コカ・コーラ

このバーンエナジーブーストは容量50mlの極小ペットボトルで販売されていて

少量ながら1本あたりのアルギニン含有量は300mgと飛び抜けて高い値です

コンビニなどではアルギニンを含まないビン入りの栄養ドリンクと同じ棚に

陳列される事が多く、意図的にアルギニンを避けている方は

間違えて買ってしまわないように注意しましょう。

アルギニンの多いエナジードリンクは避けるべき?

アルギニン

例外はあるものの、栄養ドリンクの大半にはアルギニンが入っておらず

エナジードリンクの大半にはアルギニンが入っている

というわかり易い結果になりました。

アルギニンの過剰摂取でヘルペスを再発させない為には

エナジードリンクよりも栄養ドリンクの方が好ましいということになるのですが

実は、エナジードリンクに含まれるアルギニンの量は食品から摂るアルギニン量と

比べるとそれ程多くはありません。

食品から摂るアルギニンはサプリメントなどよりも吸収性が劣るので

一概には言えませんが、アルギニン成分だけを比較した場合

大容量のモンスターエナジーを一日2本飲んだとしても

鶏肉100gから摂れるアルギニン量1300㎎に及びません。

とは言え、頻繁に食卓に上る鶏肉でそれだけ含まれているのですから

偏食や無理なダイエットをしている方や

ベジタリアンやヴィーガンの方でもない限り

普通の食生活でアルギニンが不足する事は稀です。

一日1本程度なら過剰に身構える必要はありませんが

習慣として毎日複数本を摂取している方は

エナジードリンクの本数を控えるか

アルギニンの過剰摂取によるヘルペス発症を打ち消す効果のある

リジンサプリメントを摂ることをおすすめします。

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見落としがちなカフェインの罠

カフェイン

アルギニンばかりに気をとられて見落しがちなのが

栄養ドリンク・エナジードリンクの双方に含まれているカフェインです。

実はカフェインもヘルペスを再発させる要因の一つで

エナジードリンクの特徴ともいえる大量のカフェインは

ヘルペスを悪化させてしまいます。

カフェインには抗炎症作用などの免疫抑制作用があり

適量なら過剰な自己防衛反応を緩和してくれますが

摂取しすぎると体内に潜伏感染している

ヘルペスウイルスを抑制する力を低下させてしまいます。

栄養ドリンク1本(100ml程度)あたりのカフェイン含有量は50mgほどで

インスタントコーヒー1杯と同程度です

エナジードリンクのカフェイン含有量も大差はありませんが

ビン入りの栄養ドリンクよりも容量が多いので

1本あたりのカフェイン量は増えてしまいます。

カフェインの一日あたりの推奨摂取量は400㎎が上限とされ

1回の摂取量は200mg以下が好ましいとされています

国内で正規販売されているエナジードリンクでは

1本でこの値を超える製品はありませんが

海外輸入品には1本あたり375㎎の製品も存在しています。

因みに冒頭で触れたオロナミンCはエナジードリンクに分類され

アルギニンを含まず、カフェインの含有量も18㎎と

子供でも飲める安全性の高いエナジードリンクです

流石に50年の伝統と国内売り上げ1位の実績は伊達じゃありませんね。

まとめ

含有量だけに注目すると思ったほど深刻な影響は無いように感じます

ですが、アルギニンとリジンの双方を摂取できる食品とは違って

エナジードリンクやサプリメントでは

アルギニンのみを偏って過剰摂取してしまい

ヘルペスに悪影響を及ぼす可能性があります。

どうしても必要な場合は本数を一日2本程度に抑えるか

エナジードリンクではなく、アルギニンを含まず小容量な

栄養ドリンクの方を選びましょう。

個人的にこれらのドリンクはヘルペスよりも

糖尿病などの生活習慣病のほうが心配なので

控えるようにしていますが

ヘルペス持ちなのに、どうしてもエナジードリンクがやめられない方は

リジンサプリメントを一緒に摂ることを心掛けましょう

レッドブルやモンスターエナジーに含まれているビタミンB群は

リジンと大変相性が良く、上手く利用すれば

ヘルペスの予防効果を高める助けになってくれます。

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ヘルペスの再発と予防法
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