ヘルペス持ちは摂り過ぎ注意?ゼラチン・コラーゲンの悪影響

ゼラチン原料のゼリー
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ヘルペス

口唇ヘルペスや性器ヘルペスの再発予防には

リジンの摂取とアルギニンの摂取制限が非常に有効です。

リジンとアルギニンの体内バランスが4:1であることが

ヘルペスの再発予防には理想的とされていますが

アルギニンを豊富に含む食品は意外に多く、知らず知らずのうちに

アルギニンを過剰摂取してしまっている場合があります。

食品毎のアルギニン含有量を調べてみるとわかるのですが

ダントツでアルギニン含有量が多いのが豚ゼラチン

100gあたり7900㎎のアルギニンが含まれています

これは同量の鶏肉の実に6倍に相当し

エナジードリンクとして人気の高いレッドブルのショート缶なら

30本以上飲まないと摂取できない程の含有量です。

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実はこの豚ゼラチンは様々な食品に使われ、中には意外な物もあります

アルギニンの過剰摂取がすぐさまヘルペスの発症に繋がる訳ではありませんが

無自覚に豚ゼラチン入りの食品を常食している方の中には

普段からリジンサプリを常飲しているのに

ヘルペスの予防効果が薄いと感じている方がいるかも知れませんね。

アルギニンを豊富に含む食品には、もれなくリジンも豊富に含まれ

豚ゼラチンにも100gあたり3600㎎のリジンが含まれていますが

アルギニン優位なのは確かでヘルペスへの影響は無視できません

今回はアルギニンを豊富に含む豚ゼラチンや

元になるコラーゲンが使われている食品にスポットを当ててみます。

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そもそも豚ゼラチンとは?

ゼラチンが豊富な豚の角煮

 

豚ゼラチンは豚皮や豚骨を原料としたゼラチンの事を言います

豚の角煮ならゼリー状なった部分が相当するでしょうか。

市販のゼラチン粉末は動物性タンパク質の「コラーゲン」から作られ

牛皮・牛骨・豚皮・豚骨・魚皮・魚燐が原料となっていますが

BSE問題の影響で牛皮・牛骨を原料とする割合は少なくなってる様です。

因みにコラーゲンを加熱しバラバラにしたものがゼラチンで

食品やサプリメントに入っているコラーゲンの多くは

普通のゼラチンと大差の無い代物です

高いお金を払ってもあまり意味はありませんし

美肌やアンチエイジングに効果があるとされる

コラーゲンサプリメントの過剰摂取も

原料によってはアルギニン過多になるリスクがあります。

ゼラチンと言えばゼリーなのに

カロリーメイトゼリー

 

使われているゼラチンが必ずしも豚ゼラチンとは限りませんが

ゼラチン入りの食品やその他の用途について触れてみます。

ゼラチンを使った食べ物と言えば大抵の方は

デザートとして楽しまれているゼリーを思い浮かべるのではないでしょうか?

スーパーやコンビニで気軽に買えますし、種類も豊富ですよね

ですが色々と調べてみると、市販されているゼリーの大半には

ゼラチンが使われておらず、寒天やアガーと呼ばれる

増粘多糖類を使用してゲル化したゼリーが主流になっています。

アレルギーや特定の宗教への配慮、コスト面からの変化なのかも知れませんが

驚くほどゼラチンが使われておらず、10秒チャージで有名な

「ウイダーinゼリー」にもゼラチンが使われていません

市販のゼリーではゼラチン入りを探すほうが難しいので

食べ過ぎでアルギニン過多になる心配は無さそうですね。

因みにカロリーメイトのゼリー版には辛うじてゼラチンが含まれていましたが

寒天と増粘多糖類を併用した不思議な組成になっています。

その他のゼラチン入り食品

ゼラチン原料のグミ

 

前項で市販のゼリーの大半にはゼラチンが含まれていないことをお伝えしましたが

ゼラチンはゼリー以外のお菓子やデザート類に使われることも多く

グミキャンディー・マシュマロ・ババロア・ヨーグルトなどにも含まれています。

特に危ういのがグミとマシュマロでゼラチンと砂糖に風味料と色素を加えた

非常にシンプルな構成な上にアメリカ・ヨーロッパ製のグミやマシュマロには

ほぼ確実に豚ゼラチンが使われています。

コラーゲンによるアンチエイジングや美肌効果が低価格で実現できる為

ゼラチンを多く含むグミやマシュマロをおやつ代わりにしている女性も

多いそうですが、ヘルペスが頻繁に再発してしまう様な方は

ゼラチンの過剰摂取によるアルギニン過多を疑ったほうが良いでしょう。

ゼラチン入りの食品として、ババロアは何となくわかるのですが

ヨーグルトは少し意外な感じがします

増粘剤や乳製品の安定剤として使われるそうですが

私が調べた範囲ではゼラチン入りで市販されているヨーグルトは見当たらず

増粘多糖類などのゲル化剤入りのヨーグルトを幾つか見つけた程度です。

他にも増粘剤や安定剤としてハム・ソーセージ・クリームチーズなどの

加工食品に使用され、変わったところでは

一部の焼肉のタレにも使われ、コンビニの弁当やお惣菜の

型崩れ防止にも少量ですが使われる場合があるそうです。

ゼラチン入り食品の見分け方

食品表示

 

ここまでの内容でご理解いただけた様にゼラチンは広く加工食品に使われています

一般的な摂取量ならば神経質に避ける必要はありませんが

ヘルペス持ちならば出来るだけリスクは避けたいところですよね

幸か不幸かゼラチンはアレルゲンとしても有名ですから

ゼラチンを使用した食べ物には食品表示が義務づけられています

国内で販売されている食品ならパッケージの裏面に

「ゼラチン」とハッキリとした記述があり簡単に判別できます

欲を言えばゼラチンの原料が何なのかも表示して欲しいところですが

ムスリムのための「ハラル」マークが取沙汰されている昨今なら

早期の改善が期待できるかも知れません。

まとめ

ゼラチン原料のマシュマロ

 

豚ゼラチンには100gあたり7900㎎のアルギニンと

3600㎎のリジンが含まれています

アルギニンとリジンの割合だけ見ると許容範囲に思えますが

豚ゼラチンは100gあたりのアルギニン含有量が飛び抜けて多いので

過剰摂取してしまった場合はリジンサプリを通常量の3~6倍にあたる

3000~6000㎎を服用しアルギニンとリジンの

体内バランスを補ってやる必要があるかも知れません。

豚ゼラチンと他の原料由来のゼラチンにどれほどの違いがあるかは

わかりませんが、高確率で豚ゼラチンが使われているアメリカ・ヨーロッパ製の

グミやマシュマロは食べ過ぎないように注意したほうが良いでしょう。

国産ゼラチンは牛や魚が主原料と言われていますが

豚ゼラチンと比べてアルギニンやリジンの含有量に

どの程度の違いがあるのか興味深いところです。

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