感染で失明の危険も…角膜ヘルペスについて知っておくべき事

角膜ヘルペス
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ヘルペス

私自身、口唇ヘルペスを患っている一人ですが

この症状に悩まされて以来、最も警戒していたのが

同じ単純ヘルペスウイルス1型が原因で発症する角膜へルペスです。

口唇ヘルペスならば、専用のヘルペス市販薬が薬局や通販で手軽に買えますし

全く治療しなくても、時間を掛ければ自然治癒します

ですが、この角膜へルペスは市販薬が無い上に

適切な治療をしなかったり、そのまま放置したりすると

失明してしまう危険性があるのです。

角膜ヘルペスは前述の様に口唇ヘルペスと同じ

三叉神経に潜伏感染している単純ヘルペスウイルス1型が原因です

また、発症に至る経緯や再発を繰り返す特徴なども共通しており

口唇ヘルペスを患っている方は角膜ヘルペスと無関係ではいられません。

今回は少し厄介な角膜ヘルペスに備えるという意味で

原因や症状、治療法や予防法など

角膜ヘルペスについて知っておくべき事を簡単にまとめてみます。

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  角膜ヘルペスの特徴と原因

顕微鏡

 

単純に説明すると、角膜ヘルペスは

単純ヘルペスウイルスが角膜に感染することで発症する病気です。

冒頭でも触れましたが、適切な治療をしなかったり

放置したりすると失明してしまう危険性があり

以前は失明率の高い病気でしたが

アシクロビル(ゾビラックス)や

バラシクロビル(バルトレックス)などの抗ウイルス薬

が治療に使われるようになってからは改善されました

因みに、いつの時代のデータか定かではありませんが

角膜移植を受ける方の10人に1人は、角膜ヘルペスが原因だそうです。

角膜ヘルペスは目やその周囲、上あご、下あごの3箇所に枝分かれした

三叉神経に潜伏感染した単純ヘルペスウイルスが原因で発症します

単純ヘルペスウイルスは疲労・発熱・月経・ストレス・紫外線などで

免疫力が低下すると、それに乗じて活性化し

一度治癒しても再発を繰り返す嫌な特徴を持っています。

角膜ヘルペスはうつる?感染経路は?

さて、角膜ヘルペスの原因が口唇ヘルペス同様

三叉神経に潜伏感染している単純ヘルペスウイルス1型であることはわかりましたが

このウイルスは一体何処から感染したものなのでしょうか?

実は日本人の7割以上が単純ヘルペスウイルス1型に感染しており

大半の方は子供の頃に近親者からこのウイルスに感染しています。

9割以上の方が全く症状の出ないの不顕性感染(ふけんせいかんせん)と呼ばれる状態になり

殆どの方は症状とは無縁のまま一生を終えますが

ごく一部の方は、感染後も三叉神経節に潜伏感染し続けていたウイルスが

前述の免疫力の低下させる幾つかの要因で活性化し、不本意にも症状が出てしまいます。

角膜ヘルペスは口唇ヘルペスや性器ヘルペスと比べるとうつりづらく

他者への感染や片眼からもう一方への感染も殆どありません

ですが、自身の口唇ヘルペスから自家感染してしまう可能性はゼロではなく

洗顔やコンタクトレンズの装着、患部に触れた手で目を擦るなど

いつの間にか感染してしまうケースも稀にある様です。

また、ウイルスへの抗体を備えていない乳幼児には感染の危険があるため

口唇ヘルペスや角膜ヘルペスの患部に触れた後は必ず手を洗って接しましょう。

角膜ヘルペスの気になる症状

視力検査表

 

角膜ヘルペスの自覚できる症状を簡単にまとめると、以下のようになります

●コロコロするなどの違和感がある

●目が充血し涙が出る

●まぶしい、見えにくいなど視力低下を伴う

●片目だけに症状が出る(片眼性)

目に関わるトラブルでは、わりとよく聞く症状なので

自己診断は難しいかも知れませんが、口唇ヘルペスを患った経験のある方は

特に注意を払った方がいいでしょう

また、角膜ヘルペスには『上皮型』『実質型』という2種類の症状があり

それぞれ症状が異なっています。

『上皮型』の症状と特徴

上皮型は視力の低下は軽度ですが

充血と軽いコロつき感があり、痛みを伴う場合もあります。

目の表面にあたる上皮層で単純ヘルペスウイルスが盛んに増殖し

感染した部分の細胞が樹木の枝のように抜け落ちてしまうことから

『樹枝上角膜炎』と呼ばれ、特徴的な見た目が判断材料となります。

『実質型』の症状と特徴

実質型は上皮型よりも視力の低下が著しく

充血や視界がぼやけるなどの症状があります。

別名『円板状角膜炎』と呼ばれ、単純ヘルペスウイルスの感染によって

角膜の中心にある実質層で免疫反応が起こり、角膜が丸く腫れて混濁します。

上皮型でも実質方でも、角膜ヘルペスは片眼性で

再発を繰り返しやすいという特徴があります

再発を繰り返すことで実質型の場合は視力回復が難しくなり

角膜移植が必要になるケースにまで陥りかねません

一度でも発症した経験のある方は

後述する再発予防対策は必須となります。

角膜ヘルペスの治療と予防

治療

 

冒頭でも軽く触れましたが、角膜ヘルペスを治療できる市販薬は

現在、国内では販売されておらず、専門の輸入業者を通してしか入手できません。

過去に一度でも角膜ヘルペスを患った経験のある方や

口唇ヘルペスを繰り返し発症している様な方は

角膜ヘルペスの再発や発症の可能性が高いので

違和感を感じたら、迷わず病院の眼科を受診するのが得策です。

余談ですが、角膜ヘルペスになる方がそれ程多くない為か

眼医者でも角膜ヘルペスと診断が付かない場合があります

適切な治療が遅れると、その分だけリスクが増えてしまうので

口唇ヘルペスの経験がある方や角膜ヘルペスの再発の場合は

その旨を伝えた方が良いでしょう。

角膜ヘルペスの治療

角膜ヘルペスの治療には抗ウイルス薬のアシクロビル(ゾビラックス)が使われます

アシクロビルは口唇ヘルペスの市販薬として有名なアクチビア軟膏の主成分でもあり

単純ヘルペスウイルスの増殖を抑制する効果があります。

 


ゾビラックス(Zovirax)400mg

 

アシクロビルには内服薬と眼軟膏(がんなんこう)の2種類の処方薬があり

通常は内服薬、局所投与なら眼軟膏、重症の際は点滴として投与されます。

 

抗菌目薬・市販目薬

 

上皮型なら、抗ウイルス薬の処方だけでも十分ですが

細菌感染が起きないよう抗菌点眼薬も使用します

抗菌点眼薬には、ものもらい(めばちこ)の治療に使う市販薬もありますが

単独で使用してもウイルスを殺菌・消毒する効果は無いので注意しましょう。

また、実質型はアシクロビルなどの抗ウイルス薬以外にも

ウイルス感染による免疫反応を抑えるため

副腎皮質ステロイド系の点眼薬を併用し角膜の炎症を治療します。

因みにアシクロビル(ゾビラックス)内服薬は

一日5回の服用で吸収率は30~40%ほどですが

バラシクロビル(バルトレックス)内服薬は一日2回の服用で

吸収率は点滴に近い効果が得られる60%と高い数値です

内服薬と眼軟膏の両方が処方される場合なら

内服薬はバラクシビル(バルトレックス)を選んだ方が良いでしょう。

 


バルトレックス(Valtrex)1000mg

 

角膜ヘルペスは再発を繰り返す特徴がありますが

何度か再発を経験すると、前触れや初期症状がわかる様になります。

眼科に足を運ぶのが一番確実ですが、単純ヘルペスは早く対処するほど

症状が軽く済むので、違和感があったときに直ぐに服用できるように

バラクシビル(バルトレックス)を常備しておくことを薦めます

個人差はありますが、対処が適切なら3日程度で症状が治まりますし

内服薬は患部を選ばず、口唇ヘルペスや性器ヘルペスなどの

他の単純ヘルペスにも高い効果があるので

転ばぬ先の杖として、備えておいて損はありません。

角膜ヘルペスの予防

角膜ヘルペスの予防法は口唇ヘルペスの予防法と共通してます

規則正しい生活とバランスの取れた食生活は勿論ですが

疲労やストレス、紫外線などで免疫力を低下させないことも重要です。

また、アミノ酸の一種であるアルギニンの過剰摂取も避けたほうが良く

単純ヘルペスの再発予防には、体内のアミノ酸バランスをアルギニンよりも

必須アミノ酸であるリジン優位に保つ必要があります

リジンはヘルペス予防に大変効果的で食事以外にも

サプリメントから手軽に摂取でき、疲労回復に効果のある

ビタミンB群と一緒に摂取することが好ましいです。

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また、前述のバラシクロビル(バルトレックス)内服薬

性器ヘルペス(GH)の予防投与にも使用されており

再発頻度の高い角膜ヘルペスの予防にも同様に効果を発揮します。

具体的な症状が出ていなくても、危ういと感じた時点で服用し

未然に再発を抑制することが可能です。

まとめ

全ての単純ヘルペスに言えることですが

治療や予防投与に使用する抗ウイルス薬は、ウイルスの増殖は抑制できても

直接ウイルスを殺す事はできません。

ウイルスを無力化するのはあくまでも自身の免疫力で

免疫力の向上や維持に努める事が重要です。

口唇ヘルペスの再発予防をしっかりとしていれば

必然的に角膜ヘルペスの予防に繋がります

私自身、これを知ってからは過剰に身構える事はなくなりましたが

【1】リジンサプリをしっかりと摂取する

【2】ビタミンB群を摂取し疲労回復を心掛ける

【3】乳酸菌を積極的に摂取する

【4】紫外線対策、UVケアをしっかりとする

【5】あやしいと感じたらバルトレックスを飲む

以上の項目を実施する事で再発を十分に抑制できています。

『乳酸菌を積極的に摂取する』というのは意外かもしれませんが

乳酸菌には免疫力を活性化する免疫賦活(めんえきふかつ)作用があり

なにかと話題のインフルエンザウイルス以外にも効果を発揮してくれます

不摂生・不養生をしていなくても、加齢により免疫力は低下していきますので

高齢な方ほど免疫力強化を主体とした予防法に注目した方が良いでしょう。

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