【疑問】角膜ヘルペスはコンタクトレンズや洗顔でもうつる?

コンタクトレンズ
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ヘルペス

以前も記事にしましたが、単純ヘルペスウイルス由来の症状の中でも

失明や視力低下のリスクが伴う角膜ヘルペスは大変厄介な存在です。

感染で失明の危険も…角膜ヘルペスについて知っておくべき事
口唇・性器ヘルペスなどの単純ヘルペスで最も注意が必要なのが失明の危険がある『角膜ヘルペス』です。再発を繰り返す特徴があり、三叉神経節に潜伏感染したウイルスが疲労・発熱・ストレス・紫外線などによる免疫力低下で活性化し発症します。国内では市販薬は存在せず、治療や予防には処方薬のアシクロビル(ゾビラックス)眼軟膏やバラシクロビル(バルトレックス)などの抗ウイルス薬が使われています。

患部が自身の眼ということで、口唇ヘルペスや性器ヘルペスと比べると

接触によって他者からの感染したり、他者へ感染させてしまう事が少ない傾向にありますが

発症に至る原因の殆どは、幼少期に知らず知らずのうちに近親者から

感染した単純ヘルぺスウイルスです。

大半の方は症状がでないままですが、不幸にも症状が出てしまう方は

加齢や病気などに代表される免疫力の低下が引き金となり

頭部の三叉神経に潜伏感染していたウイルスが活性化することで発症します。

角膜ヘルペスの大半はこのケースなのですが

稀に口唇ヘルペスや性器ヘルペスを繰り返し発症している方が

誤って自身の角膜に自家感染させてしまうケースもあり

毎日の洗顔やコンタクトレンズの使用にも、少しばかり注意が必要になります。

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コンタクトレンズで感染する理由とは?

コンタクトレンズの装着

 

口唇ヘルペスや性器ヘルペスは、患部は違えど相互に感染してしまうため

他者や自身の別の部位に感染させないために

治療などで患部に触れた後は、必ず手を洗い付着したウイルスを除去します。

これは角膜ヘルペスの予防にも当てはまり

患部に触れた後に手を洗わないまま

コンタクトレンズに触れるのは避けましょう。

また、私は知らなかったのですが

コンタクトレンズを付けたり、付け直したりする際に

レンズの内側に自身の唾液を塗って、湿らせる方が居るらしく

この行為もウイルスを感染させかねない行為です。

厄介なことに、口唇ヘルペスは症状が治まっていても

唾液にウイルスが含まれている事があり

それを角膜と密着するレンズの内側に塗るのですから、感染リスクは相当なものです。

コンタクトレンズには唾液を塗ってはいけません!!

これらの注意点は洗浄や消毒が不可欠な視力矯正用の

ソフトコンタクトレンズを使用している方にとっては常識かもしれませんが

ファッション用途のカラーコンタクトレンズ

俗に言う『カラコン』では、ないがしろにされている場合が多いです

コンタクトの使用前は、最低でも手洗いを徹底し

唾液を使わないように心掛けましょう。

コンタクトレンズの洗浄液・保存液について

コンタクトレンズケース

 

さて、前項はコンタクトレンズを愛用している方にとって少し気がかりな内容でしたが

ヘルペスウイルスは細胞を離れてしまうと長くても3時間ほどしか生存できないため

ケースへの保存に関してはそれほど神経質になる必要はありません。

素材に水分を含むため、小まめな消毒や洗浄が必要となるソフトコンタクトレンズでは

今まで通りのアカントアメーバ対策で十分だと思いますが

口唇ヘルぺスや性器ヘルペスを定期的に再発させてしまっている方は

殺菌力の弱い『MPS(マルチ・パーパス・ソリューション)』タイプの保存液は

使わない方がいいでしょう、ウイルスは真菌類と呼ばれるカビや一般的な細菌よりも丈夫で

通常の消毒液では確実な効果が見込めないからです。

煩わしい中和作業が必要になってしまいますが

『ポピドンヨード系ヨウ素』タイプか『過酸化水素』タイプの保存液を選ぶことになり

ヘルペスウイルスを殺菌するならば、イソジンと同成分を含有する

『ポピドンヨード系ヨウ素』タイプが相性が良いでしょう。

ヘルペスが早く治る?イソジン・ヨードチンキの殺菌・消毒力
口唇・性器ヘルペスの治療にはイソジンやヨードチンキが有効です。特にイソジン主成分のポビドンヨードは 抗ウイルス薬よりもキズが早く治る場合もあり、低刺激かつ安全にヘルペスウイルスを殺菌・消毒できます。

また『過酸化水素』タイプでもウイルスを殺菌できますが

カラーコンタクトレンズの色素を溶かしてしまう性質があるため、注意が必要です。

ポピドンヨード系ヨウ素タイプならオフテクスの『ケムセプト』

過酸化水素タイプならエーオーセプトの『クリアケア』あたりが鉄板ですが

最近はどちらも、消毒時間や中和時間が短いクイックタイプが主流となっています。

洗顔時に注意すべき点は?

洗顔

 

口唇ヘルペスを頻繁に再発している方なら

洗顔で角膜ヘルペスにならないだろうか?

一度くらいは気掛かりに感じたことがあると思います。

洗顔で唇の端に出来た水疱が破れてしまい

それを自身の眼まで運んでしまう事は十分にあり得ますし

もちろん自家感染の可能性はゼロではありません。

口唇ヘルぺスの症状が出ている状態で洗顔する場合

特に殺菌成分の強い洗顔料や石鹸を使用する必要はありませんが

患部には触れないように気を配りながらクレンジングし

流水を使って上から下に洗い流すようにします。

男性にありがちですが下から上に、バシャバシャと

乱暴に洗い流すのは避けましょう。

また、洗顔行為そのものよりも

洗顔後に使用するタオルから感染してしまうリスクの方が高く

他者との共用はもちろん、自分のタオルでも患部や

破れた水疱に触れた部分は眼の周辺や外傷のある部分には使わない方が良いです。

前述の通り、細胞を離れたヘルペスウイルスの生存時間は3時間程度ですし

免疫力が正常な健康状態であれば、神経質になりすぎる必要はありませんが

可能な限りタオルは使い分け、マメに洗濯してしまうのが一番でしょうか。

まとめ

一般的にハードコンタクトレンズは素材に水分を含まない為

ソフトコンタクトレンズよりも雑菌が繁殖しづらく

消毒や洗浄の手間が掛からないと言われていますが

角膜ヘルペスはレンズ付着したウイルスが原因となるため

そういった区別にあまり意味がありません

コンタクトレンズ装着前には手洗いをした方が良いですし

当然、唾液を使って湿らせてはいけません。

既に口唇ヘルぺスや性器ヘルペスの再発に悩んでいて

尚且つ、コンタクトレンズを使用している方にとっては

あまり喜ばしい状況ではありませんが

当たり前の対応をしている分には角膜ヘルペスへの感染は稀です

それでも気になる方は、塗り薬などの外用薬ではなく

患部を選ばず、予防投与にも使える『バルトレックス』などの

ヘルペス内服薬を備えておくことをお勧めします。


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