使える?使えない?性器ヘルペスとアクチビア軟膏について

アクチビア軟膏
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ヘルペス

単純ヘルペスの一種、口唇ヘルペスの治療には

薬局で手軽に買える便利な市販薬があります。

アクチビア軟膏やアラセナS、ヘルペシアクリームなどが特に有名で

お世話になった方も多いのではないでしょうか?

これらのヘルペス市販薬には、使用上の注意として

性器ヘルペス(GE)に代表される、その他の単純ヘルペスには

使用できず、あくまでも口唇ヘルペスの治療専用であることが明記されています。

ご存知の通り、再発率の高さの割に性器ヘルペスには市販薬が存在せず

再発の度に病院に足を運び、医療用の処方薬で対処しなければなりません。

今回紹介する内容はあくまでも非推奨ですし

どう活用するかは自己責任となりますが

口唇ヘルペス用の市販薬は性器ヘルペスの治療にも使えるのか?

と言う、誰もが一度は考えた事のある疑問について少し触れてみます。

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実は同じ?市販薬の『アクチビア』と処方薬の『ゾビラックス』

ヘルペス市販薬として有名なアクチビア軟膏は

グラクソ・スミスクラインという会社から発売されていますが

この会社は医療用のヘルペス外用薬として知られる、ゾビラックスも扱っています。

 


ゾビラックスクリーム(ZoviraxCream)5%

 

アクチビアとゾビラックスには、どちらも

主成分としてアシクロビル5%が含有されており

軟膏タイプかクリームタイプかの違いはありますが

商品名が違うだけで両者は同じ物です。

抗ウイルス成分のアシクロビルを主成分としたゾビラックスは

口唇ヘルペス用には軟膏やクリーム、性器ヘルペス用には内服薬

角膜ヘルペスには眼軟膏や内服薬など

単純ヘルペスの治療用として広く使用されています。

病院で処方される外用薬には他にもビダラビンを主成分とするものがありますが

アシクロビルを主成分としたゾビラックス外用薬は

主に口唇ヘルペスや軽度の性器ヘルペスの治療用として処方されている

大変ポピュラーな抗ウイルス薬です。

さて、市販薬でも医療用の処方薬でも成分が同じなのはわかりましたが

口唇ヘルペス用の外用薬は性器ヘルペスの治療用としても使用できるのでしょうか?

あくまでも個人の意見に留まりますが、シンプルに言えば

成分的に効果があるかで判断すれば『YES』、使い勝手で判断すれば『NO』

自己診断だけで使用する場合は『NG』といった感じでしょうか。

成分が一緒なのに、薬局で買えるヘルペス市販薬を性器ヘルペスに使用できないのは

自己診断では他の性感染症との区別が出来ず、誤診でかえって悪化させてしまったり

副作用についての危険が伴うのが主な理由です

また、患部が絶えず衣類に覆われている性器ヘルペスでは

外用薬との相性が悪く、薬の効果が十分に発揮されません。

性器ヘルペスには内服薬がベスト

外用薬・軟膏・クリーム

 

性器ヘルペスの治療には軽度なら外用薬、通常なら内服薬が処方されます

軽度の性器ヘルペスなら、成分の同じ口唇ヘルペス用の市販薬が使えるのでは?

と思うかも知れませんが、前述の様に患部が絶えず衣類に覆われている

性器ヘルペスとは大変相性が悪く、頻繁な塗り直しや衣類が汚れるなど

そのままでは日常生活で不満の出てしまう使用感です。

 


バルトレックス(Valtrex)1000mg

 

性器ヘルペスの治療には患部を選ばない内服薬がメインとなり

効果の高いバルトレックスが特に人気があります

バルトレックスは治療以外にも予防投与が可能で

再発頻度の高い性器ヘルペスの予防には打って付けの内服薬です。

また、一刻でも早く治したいという方には内服薬と外用薬の併用が効果的で

併用する外用薬は軟膏タイプよりもクリームタイプの方が良いでしょう。

ヘルペス市販薬のアクチビア軟膏はその名の通り軟膏タイプで

ペースト状のハミガキ剤に近い質感をしています

患部に覆い被せる様に塗布するため、必ず白残りしますし

クリームのように延びないため、薬効は別としても

併用するには少し厄介な特徴があります。

バルトレックスなどの内服薬との併用や症状が軽度の場合は

クリームタイプの方がおすすめで、どうしても市販薬を頼りたいのなら

アクチビア軟膏よりもヘルペシアクリームの方が使いやすいでしょうか。

因みに市販の外用薬は容量が2gと総じて少ないので

再発が頻繁な方や患部が広範囲な方はゾビラックスのジェネリック薬にあたる

アクロビルクリームを常備しましょう

業者を通じた海外輸入になりますが、低価格かつ10gの大容量なので

2gの市販薬を5本準備するよりも遥かに経済的です。

 


[ゾビラックスジェネリック]アクロビルクリーム(AklovirCream)5%

まとめ

結論として『ヘルペス市販薬は性器ヘルペスの治療にも使える』という

答えとなりますが、当然ながら推奨はしませんし

あくまでも自己責任で使うことが前提です。

性器へルペスには、患部を選ばない内服薬の方が効果が高く

外用薬はお世辞にも患部と用法の相性が良いとは言えません。

口唇ヘルペスや性器ヘルペスは抗ウイルス薬を早く使えば使うほど

症状が軽く済み、完治までの期間を短縮できます

確実に性器ヘルペスの再発だと判断できる場合で

何らかの事情で早期に病院へ行けなかったり

内服薬のストックが切れてしまっているなどの緊急時に限って使いましょう。

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